ネクタイの製造工程
ネクタイの主な構成要素は表地、芯地、裏地からなる。20世紀初頭までネクタイは単なるリボン状の布だったが、1920年代にニューヨークのジェス・ランドルフが布地をバイアス裁ちして裏地に芯を入れて縫い合わせたネクタイを発明した[1]。
生地巾が約50cmまたは約70cmの生地をネクタイ2本分の用尺に裁断する。これを「大断ち」という。
二つの台形に切り分ける。
片方の台形の斜辺から順に、大剣部、小剣部、中はぎ部の3ピースを裁断する。
大剣部、中はぎ部、小剣部をこの順にはぎ合わせて、直線状の表を作る。
芯地も同様に裁断し、大剣部、(中はぎ部、)小剣部をはぎ合わせる。
表地の両剣先に裏地を縫い付け成型し、芯を入れ込むポケットを作る。
芯を表生地でくるみ、剣先から15〜20cmほど内側の端から端まで1本の穴糸で縫い合わせる。
どんでんに返し、剣先ポケットに芯の先を入れる。
穴糸の両端付近に、別の穴糸で「かんぬき止め」をする。
大剣裏面の中央に小剣通しを付ける。
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