服装規定

軍隊の軍服や学校・法執行機関の制服などは規則として定められていることが多いが、一般的に言われるドレスコードはそれらと比べて強制力を持つものではなく、時代の進展によりその規範も徐々に薄れている。なお、礼装について西洋文化では、パーティや集会においては、正礼装(ホワイトタイ)、準礼装(ブラックタイ)、略礼装、平服、などと呼ばれ、また、その集会が行われる時間帯(昼間or夜間)によって昼会服(モーニングドレス、アフタヌーンドレスなど)、夜会服(イブニングドレス、ディナードレスなど)と区分されるなどの伝統的規範があり、国家の公式行事などでは今日でもそれが適用される。

こうした服装の規定は、個人の生活の中では冠婚葬祭などの特別に改まった場面において顕著に現れてくるが、これらも明文化された規則はなく、マナーとしてその時代の一般常識の範疇にあるため、国や地域、時代による変化は大きい。なお、高級なレストランやホテル、クルーズ客船、カジノで、短パン・サンダル・ノーネクタイが禁止されることもこの一種である。

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